香典のお札の向き


Q 香典を出す際、白黒の水引の封筒にお札を入れる向きがあるそうですが、札の人物画をどちら向きにしたらいいのですか?


Aさん
慶事・弔事を問わず金封にお札を入れる向きは、一緒です。
人物画を表にして金封の上の方に人物画が来るように入れるのが、正しい入れ方です。
(マナーとして確立しているものではなく、仏事などの迷信・俗信として縁起を担ぐという面から、言われていることですね)

過去においては(大体昭和の終わり頃まで)、金融機関、特に銀行においてはお札の表裏・上下をきちんと揃えて枚数を勘定していました。
その理由は印刷の技術的なこともあり、手触りが違いますので、きちんと揃えて勘定をした方が、スムーズにできたからです。
ところが今では機械で枚数を数え手触りなどは関係ないのでどちらでもいいのです。


なるほど、昔のお札は数える便宜上、その方が数えやすいから、向きをそろえていたわけですね。
財布は長財布、お札の向きは揃える、というのが金運系の本で多いのは、お札をそろえるというのが、迷信や俗信から来ているからという解説はうなづけます。
これは友引や清め塩と同じですね。

葬儀・葬祭 オーケー知恵袋 「通夜や葬儀に行った後の塩」